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稚児大師(真魚さま)

 今年、令和5年(2023年)は弘法大師空海(お大師さま)が誕生されてから1250年の記念の年になるそうです。 私が大好きで大尊敬しているお大師さま。幼少の頃のお軸の絵『稚児大師像』を参考に、お祝いの意を込めて私なりに稚児大師さまを描かせていただきました。

お大師さまは宝亀(ほうき)5年(774年)6月15日、御父 佐伯善通(さえきよしみち)と御母 玉依御前(たまよりごぜん)の御子として讃岐国の屏風が浦(香川県善通寺市)でお生まれになり、幼名は真魚(まお)さまと名付けられました。

幼少の頃から聡明で信仰心があり、『貴物(とうともの)』と呼ばれご寵愛を受けて育てられたようです。

真魚さまが5、6歳の頃、八葉の蓮華の中に座り、仏さまとお話する夢をよく見られていたそうで、そのお姿を描いたのが『稚児大師像』です。

その頃から土で仏像を作ったりして遊んでいらっしゃったことから、生まれながらにしてとても仏縁が深いことを感じます。

 

後世を生きる私たちを、今もなお導いてくださり、心から感謝しております。そしてご誕生から1250年という節目をお祝いさせて頂けるご縁をとても幸せに感じます。

合掌